マット・リドレー『やわらかな遺伝子』紀伊國屋書店
ISBN:4314009616
訳者は中村桂子、斉藤隆央さん
- 第一章 10/24
まずは序論といったところ
今どき「生まれか育ちのどちらか」なんて言っている人間はいないと思うが
ただ結論にあった、種の違いは四次元的というのは驚きだった
成長時間で変わるのは発見だ。合理的だし
- 第二章 10/24
性差についての話は面白かった
男として生まれた時点で男性として生きはじめる
オレは「男だから車のおもちゃ」という育ちで性差が決まると思っていた
マネーのその後はどうなったのか?
- 第三章 10/25
p124で述べられている事実「年齢とともに遺伝子の影響が高ま」るのは意外であった
環境は時間に比例していくと思っていたからだ
けど選択の幅は大人の方が大きいのだから、
何を選びやすいかが遺伝子によっても変じゃない
- 第四章 10/25
精神分裂病については無知といってもいいくらいなので、納得して読めた
著者は第五の「食事」が本命だと思っているみたいだが、
オレはやはりトラウマが正常な遺伝子を異常にしてしまうのだと思う
当然、根拠はないが
- 第五章 10/26
遺伝子の力をまざまざと見せつけられた
Aへ続く神経をBにつなぐとちゃんと動くというのはオレも知っている実験だ
回路は遺伝子が作るが、抵抗を減らすのは教育なのだな
- 第六章 10/27
刷り込みというのはある種の動物にしか起きないと思っていた
けど言葉を覚えるのも刷り込みなんだよな
だから刷り込みができない(留学する気もない)オレは英語が上達しないのかな
語彙さえあれば話せると思うんだけど
知識は経験を優越しているはずなんだ、オレの考えでは
あと足りないのは、、、努力か
- 第七章 10/28
パブロフというと犬の実験しか知らなかったが、業績はすごかったんだな
全ての条件を知る事ができれば、全ての出来事は必然的で予測可能
- 第八章 10/29
『唯脳論』で養老孟司は世界が脳化していると言った
では原始ではどうだったのか、がこの章の主要な題である
発話より先にジェスチャーが生まれたというのは不思議ではない
手が自由になるのはそういう事だからだ
ただ文化が人に影響を及ぼす量が少ないのは意外であった
サルは(たぶん)文化を持たないがヒトほど脳は発達していない
- 第九章 10/30
「男らしさ」に関わる遺伝子というのは面白い
自分で言うのはアレだが、オレにはそれが多少少なかったんじゃなかろうか
性選択は初めてきいた
ダーウィンに戻ってしまうのだろうか
- 第十章 10/31
面白いけど蛇足