2003-01-01から1年間の記事一覧
★★★★ なんだかんだで森写歩郎も卒業式。でも父親が出席できなくなってしまった。 不憫に思ったジルは夜のうちに学校に忍び込んで保護者として出席しようとする。 (ちなみに前巻の薬は未完成で吸血鬼に戻ってしまった) ジルを殺せない刺客達に焦りをつのら…
★★★★ ある日いつものように遅刻寸前で家を出た森写歩郎。玄関先で女性から赤ちゃんを受け取る。 身に覚えのない森写歩郎だが、自由奔放な父が怪しい。 森写歩郎もそうだったが、捨て子なのではないか、という疑惑だ。 同日、ジルの元に海外小包が届いた。 中…
★★★ ブラックウイナーからの第三の刺客はジルの姉、サフィーだった。 彼女、見た目は幼稚園児だが500歳を超えています。 吸血鬼に血を10分以上吸われるとその人間も吸血鬼になってしまう。 ジルとサフィーは実の姉妹ではなく同じ吸血鬼に吸われた仲なのだ。 …
★★★★ 前作の続き。 吸血鬼を根絶やしにしようとする集団ブラックウイナーを 何とか撃退したジルと森写歩郎は近所の噂になりながらも一緒に暮らしていた。 ちなみに父親はツアコンで英語ペラペラ、家には滅多に帰れない。 それからジルは森写歩郎の婚約者だと…
★★★★ 第4回電撃ゲーム小説大賞銀賞受賞作品。 この時は『ブギーポップ』が大賞を受賞している。 普通の高校三年生、花丸森写歩郎*1の部屋にある夜、一人の女の子が飛び込んできた。 その子はなんと吸血鬼だったのだ。 そして吸血鬼のジルとの奇妙な同居生活…
★★★ 第11回メフィスト章受賞作。 古ぼけた外見の流行らない薬屋、深山木薬店。 そこは三人の妖怪たちが経営していた。妖怪といっても彼らは人間との共存を選んでいる。 副業で他の妖怪達が起こした事件の後始末をしている。 なぜなら現代の人間は妖怪の存在…
★★ 訳者は小辻梅子。 今では少数しかいないケルト民族の妖精に関する話を集めててある。 シンデレラみたいな話が出てくる。美しい下働きの少女がパーティに行けなくて、 家にいると、魔法使いが出てきて・・・。 それが別の話にも出てきて、混乱します。だっ…
★★★ 日本語に関する本だけど、別に堅いわけじゃない。 経歴を読むと方言地理学の先生だけあって、方言に関するのが多い気がする。 オレは自分は標準語をしゃべっていると思っている。 ま、東京や付近の住民はみんなそう思っているらしいが。 だから名古屋弁…
★★★ 「ローマは一日にして成らず」 この第一巻は、BC753の建国からBC270のイタリア半島統一までを扱っている。 もともと王政だったローマが、共和制に移行する。 貴族対平民の争いを解消するために、アテネやスパルタに視察団を送り、その後、初の成文法を作…
★★★★ 「ローマは一日にして成らず」ローマ人の物語、最初を飾る本。 ロムルスとレムスという双子がいた。 この子達は王女が川辺でうとうとしている間に軍神マルスによってもうけられたのであった。 王女は巫女であった。巫女は処女のままでいなければならな…
★★★★ 数年前大流行した(まあオレは読んでないが)、磯野家の謎ブームに関係ありそうなタイトルだ。 某古書店で100円コーナーを眺めていたら発見した。 「吾輩は猫である」に出てくる人物やモノに焦点を当てて、 より面白く読むためのエピソードが満載されて…
★★★★ ふう、時間がかかったなあ。でも面白かった。 ストーリーは無いものとして読みました。日常を描いた作品だ、とね。 言葉のもじりは元ネタがわかるけど(人気→猫気など)、熟語に別の漢字を当てるのには参った。 だって正しい熟語だと思っていたら注釈で…
★★★★ 1995年の調査でテレビの一日平均視聴時間は3時間45分に達したらしい。 オレはテレビを普段ほとんど見ない。食事時にニュースを見るくらい。 それは森博嗣のS&Mシリーズの影響が主だと思うのだが。 我ながら流されやすいというかなんというか。 ま…
★★★★ 訳者は堀茂樹さん。 「悪童日記」「ふたりの証拠」に続く、三部作完結編。 えーと、どういうことなんでしょう? 前作は双子のうち、主にリュカの視点からの話だったけど、 今回の一人称「私」はどうやらクラリスであるらしい。 それにしても複雑でわか…
★★★ 我が家の家宝(父談)である、漱石全集の第一巻。 いつか読もうと思っていたんだけど、なかなか手が出なかった。 なぜなら、文が旧仮名遣いだから。もしも文語体なら読まなかったな。 「吾輩は猫である。名前はまだ無い」の有名な文章で始まる。 教師であ…
★★★ 6本収録の短編集。 お気に入りは「ドルネシアにようこそ」 篠原伸治は速記者の卵。一級速記士を目指して日々勉強している。 彼はある速記事務所でバイトしていて、週一本ずつテープ起こしをしている。 そんな彼は事務所のある駅の伝言板に「ドルネシア…
★★★ 訳者は堀茂樹さん。 「悪童日記」に続く、三部作の第二弾。 前作の最後で双子はついに離ればなれになる。国境の向こう側と元の家に。 主に国境を越えなかった方の話。 今作で名前が明かされる。リュカがその名前だ。 前作のようなエッセー方式ではなく、…
★★★★★ 訳者は堀茂樹さん。 双子は双子でも「ステップファザー・ステップ」よりも恐ろしい双子。 何が怖いってひたすら冷静なのが怖い。「子供だから」冷酷なのでは決してない。 物語は日記のように2,3ページの短いテーマ(?)で進む。 戦争は前線ばかりが…
★★★★ ISBN:4062649993 十二国記シリーズの陽子の話。 昇紘が悪いと思っていたら実は黒幕がいた。 なかなか尻尾を見せないので正当な方法では埒があかない。 そうこうしているうちに街に出てきたときに教えを乞っていた、遠甫という師匠がさらわれてしまう。 …
★★★ ISBN:4062649985 十二国記シリーズの陽子の話。 偽王は倒したとはいえまだまだ安定しない慶国。 「傀儡なんだ」そんな言葉が出るほど自分にできることがない。 なので陽子は再び街に出て行くことにした。 そこでは昇紘という官吏が恐怖政治(?)を布いて…
★★ 新聞配達員にて名探偵。風水火那子、登場。 中篇4本収録。 「サマータイム」 「麺とスープと殺人と」 「ハブ」 「極東メリー」 う〜ん、別に風水さんが出てくる必要はないんじゃないかな。 登場の仕方もけっこう強引だし。 新聞配達の途中で話に割り込ん…
★★★ サブタイトルはそれぞれ 「猛襲!ブリスベーン大空襲作戦!!」 「救国作戦!ホワイトハウス爆撃指令!!」です。 長いシリーズもついに完結しました。 オーストラリアのブリスベーンを攻撃しちゃおうと 日本軍は占領したクックタウンから高速潜水艦を機軸と…
★★★★ この前のモンスター伝説と同じく、ゲーム・ドラゴンクエストの本。 僕が初めてやったドラクエが4だったので、つい買っちゃいました。 モンスターではなく、脇役たちの話。 愛着のあるゲームだけあって、楽しめました。 ホイミスライムのホイミンが人間…
★★★ サブタイトルは「怒濤!豪州上陸作戦!!」です。 これで中身がなんだか分かっちゃうでしょう。 いよいよ日本軍はオーストラリアを占領しちゃいます。場所はクックタウン。 そして、日本ではある潜水艦がドイツと共同で開発されていた。 この潜水艦の目的…
★★★★ タイトル通り、ゲーム「ドラゴンクエスト」に登場する敵に関しての物語です。 このゲーム、現在も出ていて「7」が最新作です。 いろいろなモンスターの謎が書かれていて、とても面白く読めました。 ゲームをやったことのない人はつまらないと思うけど…
★★★★ いわゆる戦争シミュレーションですね。 別のシリーズの後継あたるらしいですが、そっちは読んでいません。 全9巻。5巻までは以前(半年くらい前)に読んでいます。 ほとんど忘れているという話もありますが。 これは第二次世界大戦のシミュレーション…
★★★★ 読もうと思って買ったはいいが積ん読になっていた一冊。 新潮新書創刊第一弾として出たのにまだ売れ続けてるみたい。 オレのは第二版だけど、この前のぞいた本屋には第9版があった。 三ヶ月やそこらじゃ、けっこうすごいのでは? さて、とりあえず「常…
★★★ なんだかタイトルでナショナリズム全開という感じですな。 中身も日本を褒めまくりです。 縄文土器は世界最初の土器であるとか、盆栽技術は奇跡的なものであるとか。 これを読んでいると日本人としてうれしくなること請け合いです。 褒め殺しの感もあり…
★★★★ 訳者は上巻と同じく大地舜。 エジプトを中心に人類の失われた記憶、「神々の指紋」を見つける。 すごいすごいと思っていたけれど、やっぱりピラミッドはすごい。 内部が黄金比になっていたり、立地がオリオン座と一緒だったり。 エジプト文明は突然、完…
★★★★★ 訳者は吉岡栄一、古山みゆき。 老人と若者の対談方式で、人間について語る。 大学の図書館で借りたのだが、対談というのが珍しかったからだ。 普段はあまり読まないジャンルだ。 老人は「人間は機械であり、創造的な仕事は何一つ出来ない」という。 若…